2017年6月1日木曜日

新歓コンパ

去る5月20日、祇園、鳥久において新歓コンパを行いました。ご参加いただいたOBならびに先生方に感謝申し上げます。今年度は一回生が5名、三回生が1名、計6名もの新入会員に恵まれました。近年部員が増加傾向にあり、とても嬉しいです。

新入会員の皆様、これからよろしくお願いします。 


文責:原口

2017年4月3日月曜日

新歓情報

 新入生の皆さん、こんにちは。地理学研究会委員長の柿木です。
 
 当会では4月3日から5日まで、12時ごろから15時ぐらいにかけて明学館前にブースを出します。興味のある方は気軽にお立ち寄りください。
 なお、普段の活動(例会)は4月6日の18時から、学生会館BOX303にて行う予定です。4月6日以降は毎週木曜日の同じ時間に行う予定です。地理研の活動内容をていねいに説明いたしますので、ぜひお越しください。
 それと、5月初旬には新歓企画として、当大学地理学教室の加藤政洋教授をお招きして、先生のレクチャーによる京都祇園フィールドワークを行います。詳細はメールにてお気軽にお問い合せください。



文責:委員長 柿木

2017年3月31日金曜日

追い出しコンパ

 去る3月26日(日)、祇園・かがり火にて、今年3月に無事卒業された江原先輩の追い出しコンパを行いました。
 お集まり頂いた先生・OBの方々の温かいお言葉を始め、先輩を送るにあたって大変実りある会だったと思います。参加された皆様、ありがとうございました。
 江原先輩は昨年度の委員長で、部員数の少ない地理研を一人で引っ張ってこられました。私個人としても、先輩には部の運営やGISのノウハウなど、学んだことが多く、感謝しております。先輩の今後のご活躍を、部員一同期待しております。

文責:委員長 柿木

2016年12月30日金曜日

【受験生必見】 立命館大学で地理学を学ぶ3つのメリット

 こんにちは。新委員長の柿木です。時が経つのは早いもので、「良いお年を」といった挨拶もちらほら聞こえてきましたね。

 さて、今回は、大学で地理を学ぼうと考えている受験生向けに、立命館大学の地理学教室を紹介したいと思います。
 というのも、関西の大学にはいくつかの地理学教室がありますが、どこを探しても大学のHPと偏差値以外に各大学を比較できる情報がないため、受験生に不親切なのではと感じていたからです。

 私もかつて地理を学ぶにはどの大学を受験すればいいのかとネットをさまよった経験があります。
 しかし、偏差値という数字だけで大学の良し悪しを語るサイトがあまりにも多く、「この大学の地理学科はこういう設備が充実している」といった情報が極めて少なく、あてになりませんでした。
 ですが唯一「立命の地理学教室は教員と研究の設備が充実している」という助言を地理の先生からもらい、結果としてこの大学に入ったわけですが、今思えばそれは正解でした。立命館は地理を学ぶ環境に十分すぎるほど恵まれておりました。
 
以下、一学生の経験に基づく個人的なもので恐縮ですが、地理を大学で学びたい方に向けて、立命館で地理学を学ぶメリットを紹介したいと思います。
 
 

1つめ:専任教員数が多い。


 地理学専攻だけで9人もの地理専任の先生が、地理学教室の所属する地域研究学域(地理学・地域観光学・京都学)では19人も先生がいらっしゃいます(2016年現在)。おそらくこの人数は関西で最多ではないでしょうか。先生方の専門分野は多岐にわたり、選択できるゼミの幅も広いです。
 また、関西では数少ない、自然地理の先生もいらっしゃいます。日本では東日本の大学は自然地理、西日本の大学は人文地理に強いといった傾向がありまして、立命館も例外ではなく人文地理学に重きを置いておりますが、自然地理系の講義やゼミも開講されており、問題なく卒論を書くことができます。
 
  

2つめ:地図の蔵書が多い。


 立命館には「マップライブラリ」という地図のためだけの図書室があります。正確にどれぐらいあるのかはわかりませんが、研究するには十分すぎるほど膨大な量の地図が揃っております。
 その中でも私にとって有り難いのは、旧版地形図および過去の住宅地図が揃っていることです。
 旧版地形図については、立命館では明治から現在まで、1つの地域で様々な年代の地形図を揃えており、それを比較していくだけで市街地化の進展具合など、様々なことがわかります。
 また、住宅地図については一冊数万円しますので個人では到底揃えられず、おまけに図書館では一部しかコピーさせてくれません。その点、立命館では近畿地方を中心に新旧揃えており、自由に使うことが出来ます。新旧の住宅地図を比較することで、この地区ではアパレル店が増えたなど、より詳細に地域の変遷を見ることが出来ます。
2万5千分の1,5万分の1地形図は旧版含め様々な図幅が揃ってます。

もちろん住宅地図も新旧あります。



3つめ:ArcGISがタダで使える。

  
 おそらくこれが立命館の一番の強みです。
 GISというのは、地理情報システムの略で、デジタルの地図上に人口や建物の分布などさまざまな空間情報を重ねて高度な分析を行い、地図上で視覚化するソフトのことです。最近は企業がマーケティングに活用したり、行政が防災に活用するなど、活躍の場は広がっております。
 そのGISの最大手ソフトウェア、ArcGISがタダで使えて、手持ちのPCにもインストールすることができます。普通に買えば数十万するらしいので、ものすごくお得です。
 それに地理学専攻では2回生時に1年間かけてGIS実習を行うので、操作を一通りマスターできます。腰を据えて分析を進めれば最終的に卒論が書けますし、おまけに就職にも有利です。
 立命館は教授でもGISを使える先生が多く、さらにはGIS学会の前会長だった先生もいらっしゃるなど、GISにはかなり力を入れております。
GIS実習にて筆者作成の主題図。データの処理、分析含めすべてGIS上で行いました。



 いかがでしたか? 少しは立命館に興味を持っていただけたら幸いです。
 今年度に受験される方、寒くなってまいりましたので体調にはお気をつけて。
 なお、当会ではGISの使い方、研究の進め方などしっかりサポートしますので、晴れて入学された方は、ぜひ当会にお越しくださいね。

文責:柿木

2016年12月16日金曜日

後期総会

 みなさんこんにちは。近頃は一段と寒くなってまいりましたが、お体の調子はいかがですか。
 さて、当会では12/15(木)に後期総会を開催しました。主な議題は新入部員および新役員の承認で、いずれも全会一致で承認されました。
 まず新入部員についてですが、嬉しいことに韓国からの留学生で地域研究学域1回生のピョ君が入会してくれました。地理研は時期を問わずいつでも入会可能ですので、地理研の活動に興味のある方はぜひ一度例会にお越しください。学生会館BOX303にて、毎週木曜日18時~活動中です。

 次に、新役員についてですが、委員長には私、2回生の柿木が、副委員長には同じく2回生の原口君が、会計局長には1回生の中塚君が就任する事となりました。
 一年間地理研を引っ張って頂いた、3回生の河合委員長は今日で一区切りで、明日からは私、柿木が委員長となり、来年度に向け地理研の活動を盛り上げていきたいと思います。
来年度も地理学研究会をどうぞよろしくお願いします。


 当ブログをご覧の受験生の皆様、体調に気をつけて、どうぞ頑張ってください!
 地理に興味はあるが、大学選びで困っている方。関西で地理を学ぶなら、立命館で間違いないです。
 当大学には膨大な量の地図を集めた図書室があったり、普通に買えば数十万円するGIS(地理情報システム)のソフトがタダで使えたりと、至れり尽くせりですよ。
 晴れて合格したら、ぜひ当会にお越しくださいね。
文責:新委員長 柿木

2016年11月8日火曜日

2016年度中間報告会

 去る11月5日(日)、学生会館(部室)にて、一回生による本年度の巡検調査地である「豊岡市における研究」についての中間報告会が実施されました。
 外部からお越しの方はおらず、身内だけのささやかなものとなりました。私を含めまして、一回生3名にとって、先輩方の的確な指摘は、今後のコンター原稿の書き上げの際の大きな助けとなるものでした。今後とも、コンターの執筆に向けて研究を進めていく所存です。(文責:瀧澤)
 

2016年10月3日月曜日

中山間地域における木質バイオマスガス化発電について

河合です。先々週のことですが個人的に島根県の津和野町を訪れまして、役場の農林課の方から「木質バイオマスガス化発電」の計画に関するお話を伺ったのでご紹介させていただきます。乱文、長文とは存じますがしばしお付き合いいただければ幸いです。


さて、まずバイオマスとは、「生物(bio)の量(mass)」を組み合わせたことから分かるように、生物由来の有機性資源(化石燃料を除く)を指す言葉です。具体例としては今回扱う木材の他にも稲藁や家畜の糞尿、廃紙、生ゴミなど様々な種類があります。よく耳にする「バイオエタノール」は、バイオマスであるサトウキビやトウモロコシなどを発酵させエタノールを生成し、主に自動車の燃料として利用するものですね。これらの資源は使う速さよりも再生速度の方が速く、枯渇することのないエネルギーだとして「再生可能エネルギー」とも呼ばれています。そして今回訪れた津和野町では、木材(間伐材)を用いて発電を行う「木質バイオマスガス化発電」を利用し、エネルギーの地産地消を推進しようとしています。

次に津和野町でエネルギーの地産地消が必要な背景について、図1をご覧ください。津和野町は島根県の西端に位置する中山間地域であり、2010年からの30年間における2039歳女性の人口減少率が50%以上である「消滅可能性自治体」にも指定されています。「山陰の小京都」と呼ばれ観光業の盛んな津和野町ですが、観光業以外に目立った産業がなく、大規模農業や近郊農業を行う土地柄でもないため産業が十分に育成されているとは言えません。したがって他の中山間地域と同じく高齢化や自然減・社会減による過疎化が進む中でも、可能な限り地域内で経済活動を回す、いわゆる地産地消の方向で自治体として生き残りを図っているのです。

図1

次は具体的なシステムの話です。木材を発電に利用する場合、木材を直接燃焼させる方法とガス化する方法の主に2種類がありますが、燃焼の場合は効率の面から5000kW規模の施設を作らなければ採算が取れないため町外からも木材を運び入れなくてはならず、輸送コストを考えると現実的ではありません。そこで津和野町ではガス化によって発電効率を高め、1000kW規模で経営を成り立たせることを検討しています。仕組みについては図2を載せましたのでご覧ください。仕組みは正直さっぱりだったのですが、簡単に言うとホッパーに木質チップを用意して燃焼しないよう温度・圧力調節を行ってガス化、その後ガスエンジンで電気と熱が生成されるのだと思います。問題点としてはガス化の温度・圧力調節や、ガス化の過程で生成されるタールの処理が難しいことなどがあり、当初予定していた日本の企業(500kW×2基)は技術の確立が遅れ、フィンランドの企業(日本の支社も設立、40kW×25基)の機械を使うことになったようです。この機械は電力の供給が無い別荘地のために開発された経緯があり、日本よりも長期間研究が行われエネルギー効率も良く、技術的には信頼度が高いそうです。
このような過程で発電を行った後は、FIT制度によって中国電力に高値で買い取ってもらうことができます。

図2

さて、上記のようなシステムで発電を行うわけですが、このシステムが成立するにはいくつかの課題を解決する必要がありますので、以下ではその一部をご紹介したいと思います。

まずは木材の切り出しについて、発電用の木材の切り出しや乾燥を行う専門業者を設立するのは勿論ですが、津和野町は町面積の約6割が私有林であるため、山林を所有する町民が自ら発電所に木材を持ち込むことも想定しています。しかし、例えば1tの木材を切り出しても3000円ほどの収入にしかならず、切り出しの労力を考えると採算が取れません。そこで町は独自に補助金(地域通貨券)を設け、3000/tを上乗せすることで採算が取れるようにするそうです。ただ、私有林は持ち主が分からない、相続の関係で持ち主が町内にいない、木材を運び出す林道がない、土地の境界が曖昧で林道を整備することができないなど、木材を切り出すための仕組みが整っているとは言えず、現在はその仕組み作りに追われています。その過程でGISも利用されているようですが、基となる林地台帳も境界などが曖昧であるため難航はしているようです。

次に発電と同時に生成される熱について、これが一番と言っていい課題だと思うのですが、実はこの機械で生成される熱エネルギーは約100kW(電気は40kW)もあり、この熱を有効活用する方法を考えなくてはなりません。この機械の提供元であるフィンランドではパイプを通して家庭に熱を供給し、冬場の暖房として使用するなどの方法があります。しかし、今回の計画では発電機は町の中央部に位置する発電所1ヶ所にまとめて設置するため、パイプで熱を各家庭に供給するというのは距離的に現実性に欠けます。したがってこの熱の利用は木材を発電機に入れる際の乾燥に使用されるそうですが、その他の利用方法も検討していくべきだと思われます。では集落単位で発電所を分散して設置したらどうか、と思われるかもしれませんが、実は木材の乾燥にとても手間がかかるため、一つの乾燥所で処理を行った方が効率が良く、集落単位での導入は今のところ難しいそうです。ただ将来的には集落単位での導入も検討しているようで、各家庭に熱供給ができるようになれば、エネルギーの地産地消という概念にさらに近づけるのではないでしょうか。
その他にも様々な課題を抱えてはいるものの、このシステムが確立すれば、冬場にあまり農作物が育たないために別の職を探す町民にとっては冬場の仕事の提供が可能ですし、今まであまり手入れがされてこなかった森林を守ることにも繋がりますので魅力的な計画だと思います。


最後に、中山間地域が都市と同じような資本主義競争社会に身を置く必要は無いわけで、町単位で経済を成立させることは今後過疎が進むことも考えれば一つの選択肢になりうるのではないかと思います。また人口減少が最も著しい地域だからこそこのような話に先進的に取り組み、それに呼応して若くて優秀な人材が集まっていくというのは素晴らしいと思いますし、実際に見て頭が下がる気持ちで一杯になります。
あとは余談になりますが今回の計画を進められている方は総務省の地域おこし協力隊制度を利用した大学生だとお聞きしまして、23歳年上の方とはいえ同じ大学生でこのような活動をされていることはとても刺激になりました。また今回の訪問に時間を割いてくださった津和野町役場の方々に深く感謝を申し上げます。

それでは。