【受験生必見】 立命館大学で地理学を学ぶ3つのメリット

 こんにちは。新委員長の柿木です。時が経つのは早いもので、「良いお年を」といった挨拶もちらほら聞こえてきましたね。

 さて、今回は、大学で地理を学ぼうと考えている受験生向けに、立命館大学の地理学教室を紹介したいと思います。
 というのも、関西の大学にはいくつかの地理学教室がありますが、どこを探しても大学のHPと偏差値以外に各大学を比較できる情報がないため、受験生に不親切なのではと感じていたからです。

 私もかつて地理を学ぶにはどの大学を受験すればいいのかとネットをさまよった経験があります。
 しかし、偏差値という数字だけで大学の良し悪しを語るサイトがあまりにも多く、「この大学の地理学科はこういう設備が充実している」といった情報が極めて少なく、あてになりませんでした。
 ですが唯一「立命の地理学教室は教員と研究の設備が充実している」という助言を地理の先生からもらい、結果としてこの大学に入ったわけですが、今思えばそれは正解でした。立命館は地理を学ぶ環境に十分すぎるほど恵まれておりました。
 
以下、一学生の経験に基づく個人的なもので恐縮ですが、地理を大学で学びたい方に向けて、立命館で地理学を学ぶメリットを紹介したいと思います。
 
 

1つめ:専任教員数が多い。


 地理学専攻だけで9人もの地理専任の先生が、地理学教室の所属する地域研究学域(地理学・地域観光学・京都学)では19人も先生がいらっしゃいます(2016年現在)。おそらくこの人数は関西で最多ではないでしょうか。先生方の専門分野は多岐にわたり、選択できるゼミの幅も広いです。
 また、関西では数少ない、自然地理の先生もいらっしゃいます。日本では東日本の大学は自然地理、西日本の大学は人文地理に強いといった傾向がありまして、立命館も例外ではなく人文地理学に重きを置いておりますが、自然地理系の講義やゼミも開講されており、問題なく卒論を書くことができます。
 
  

2つめ:地図の蔵書が多い。


 立命館には「マップライブラリ」という地図のためだけの図書室があります。正確にどれぐらいあるのかはわかりませんが、研究するには十分すぎるほど膨大な量の地図が揃っております。
 その中でも私にとって有り難いのは、旧版地形図および過去の住宅地図が揃っていることです。
 旧版地形図については、立命館では明治から現在まで、1つの地域で様々な年代の地形図を揃えており、それを比較していくだけで市街地化の進展具合など、様々なことがわかります。
 また、住宅地図については一冊数万円しますので個人では到底揃えられず、おまけに図書館では一部しかコピーさせてくれません。その点、立命館では近畿地方を中心に新旧揃えており、自由に使うことが出来ます。新旧の住宅地図を比較することで、この地区ではアパレル店が増えたなど、より詳細に地域の変遷を見ることが出来ます。
2万5千分の1,5万分の1地形図は旧版含め様々な図幅が揃ってます。

もちろん住宅地図も新旧あります。



3つめ:ArcGISがタダで使える。

  
 おそらくこれが立命館の一番の強みです。
 GISというのは、地理情報システムの略で、デジタルの地図上に人口や建物の分布などさまざまな空間情報を重ねて高度な分析を行い、地図上で視覚化するソフトのことです。最近は企業がマーケティングに活用したり、行政が防災に活用するなど、活躍の場は広がっております。
 そのGISの最大手ソフトウェア、ArcGISがタダで使えて、手持ちのPCにもインストールすることができます。普通に買えば数十万するらしいので、ものすごくお得です。
 それに地理学専攻では2回生時に1年間かけてGIS実習を行うので、操作を一通りマスターできます。腰を据えて分析を進めれば最終的に卒論が書けますし、おまけに就職にも有利です。
 立命館は教授でもGISを使える先生が多く、さらにはGIS学会の前会長だった先生もいらっしゃるなど、GISにはかなり力を入れております。
GIS実習にて筆者作成の主題図。データの処理、分析含めすべてGIS上で行いました。



 いかがでしたか? 少しは立命館に興味を持っていただけたら幸いです。
 今年度に受験される方、寒くなってまいりましたので体調にはお気をつけて。
 なお、当会ではGISの使い方、研究の進め方などしっかりサポートしますので、晴れて入学された方は、ぜひ当会にお越しくださいね。

文責:柿木

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